がくやおち ~副院長の書斎~

夏の残滓

2023.08.30

夏が過ぎ 風あざみ

誰のあこがれに さまよう

青空に残された 私の心は夏模様

 

夢が覚め 夜の中

永い冬が 窓を閉じて

呼びかけたままで

夢はつまり 思い出のあとさき

 

夏祭り 宵かがり

胸のたかなりに 合わせて

八月は夢花火 私の心は夏模様

 

目が覚めて 夢のあと

長い影が 夜に延びて

星屑の空へ

夢はつまり 思い出のあとさき

 

夏が過ぎ 風あざみ

誰のあこがれに さまよう

八月は夢花火 私の心は夏模様

 

どの場面でも始まりがあると終わりがあるのですが、

いつもこの詩はどことなく寂しくなる感じ。

今年の夏も様々な思い出を記憶の中に閉じ込められたでしょうか。

今月のがくやおち…最近取れていないちょっとした夏休みにさせていただきました。