がくやおち ~副院長の書斎~

中庸

2023.06.30

2023年4月26日の備北民放によると、全国でもまれである、地域の民間病院で新たな持続可能な医療体制づくりを目指す、「新見地区病院連携協議会」を発足したとありました。岡山県保健医療部との連携もあり、今後はさらなる病院連携を含めた動きが進みます。

現況では文面からの通り、淳和会 長谷川紀念病院 と 緑隆会 太田病院の2病院が先頭となって異なる医療法人を統合する協議を進めてゆく事になります。

もちろん当法人についても以前から協議会への参加の打診があり、前向きに検討をして参りました。私個人としては連携・統合についての総論は賛成意思表示をしています。

未来の当地域医療の青写真を描くうえで、本協議会に対し早期からの構想計画参画が当院には必要かと思いますが、現況では意思決定に時間差がでてくることが懸念点です。

協議会の今後の動向については、各関係各位とofficial / unofficialのいずれでも協議する場があれば、当院意向伝達を遅滞なく行うことができるように個人としては議論をしてゆきたいと思います。

1回、2回と協議会を重ねて行く方向のようであり、行政を可能な限り巻き込むことも念頭に置いた調整、また地域の方々といっしょになって持続可能な医療リソースの在り方を検討することが継続できると未来は開けるのではないかと思われます。

既成概念にとらわれず前を向いてあるけば道はでき、後世につながってゆくはずです。協議会の動向に注視し、法人としての現在の立ち位置を調整して参りたいと思います。