がくやおち ~副院長の書斎~

いよいよ

2023.04.30

2023年5月8日。感染症新法でCOVID-19感染症の類型見直しの日が来ます。
感染状況の情報を横目に適切な咳エチケットを継続しながら、日常生活とのバランスを保つ日々になりそうです。

病院の面会緩和の件や新たに発生しうるクラスターの管理など、今後も悩まされることはたくさん予測されますが、ガイドライン等の指針に沿ってすみやかに適切に対応をして参りたいと思います。

とは申しましても、この3年の経験を踏まえるとすぐにいろいろのことが病院内で解除されるわけにはいかないでしょう。職員の家庭・職場以外での活動は自由ではあるものの、気持ち的には完全に自由とはなりにくいのも悩ましいところ。

5月8日からのSARS Cov2ウイルスを含めた5類相当の感染症については多くの場合、休む(体に負担をかけない休息)・適切な水分などの摂取等、これまで経験した日常的な対応で改善することが多いため、今後も各々が主体となって気を付けることになります。

各検査キットで院外検査をし、受診できる病院や診療所をあげておくのも有効でしょう。住まれている地域での緊急時の対応の可否は大切な情報でありますが、この3年の経験からどのくらいの状態までを地域で診られるか等、病院・行政間ではおおむね共有できています。

今後の有事の時の想定については、今回の経験を生かさない手はありません。
日ごろからの横のつながり、専門病院との縦のつながり、また行政とのつながりを基本体制にこれからも日常業務に励んでゆきたいと思います。

【当院でのCOVID-19関連対応予定(4/30掲載時時点)】
COVID-19以外での入院時:SARS Cov2抗原全入院チェック・必要時PCR検査
COVID-19中等症Ⅱ入院後:7~10日間は個室対応 以後アフターコロナは一般病床対応
通常入院面会:現況では全員への面会は不可(院内状況・周辺地域感染状況により適宜変更)

面会人数:1家族2名まで 患者面会者様ともにマスク着用15分程度まで
発熱外来:受診時の状況で車内検査・フィルタ付き待機場所利用は継続
PPE対応は各状態・場面ごとでガイドラインに沿う