おかやまマラソン2023
2023.10.30
今年も~ やって~ まいりました~(小田和正ライブ野外ビデオ風)。よくあれだけの距離を好きで走るものだ、とネガティブに思う気持ち…分かります。かつてはわたしもその手の方で、やっぱり走るまでも走る途中も大儀は大儀…。
また毎度コース近隣では長時間の交通規制があり、生活圏で行われてしまうと大厄介な面もありますので、ホントは大きな声では開催大歓迎!とは言えないことも…十二分に分かります。
その中でいつもベースを弾いて応援してくれている都六区付近のバンドの方々(オヤジLOVEアモーレ喜欢사랑해요أحب)!たぶん私だけではないと思いますが、毎回元気もらっているよ~!藤田に行くのが毎度楽しみです、ありがとう!!
人間が現在闊歩しているのは二足歩行で長距離を走れる能力があるからでした。知恵を使い、道具を作り強敵から逃げてきたのです。「そうか~」と合点し、服のサイズを変えない!体力を維持する!などに託け、ほんならやってみようかなぁと不純な動機でファンランデビューして10年。
2015年から始まったおかやまマラソンには初回から含め過去5回参加がありますが、今回は2019年に続きドクターランナーとしては2回目の参加予定です。
と言っても一体何をするのだ~?という声。前回のドクターランナーでは、「どんな感じで何をしているの?」と一般ランナーから走りながら聞かれたこともあります。確かに何をやっているのか分からない。
岡山県医師会が大会運営者とタッグを組み、マラソン中の急な心肺停止などに対しBasic Life Supportとして対応するランナー医療スタッフを募集し、手上げした医師が集まっているのです(必ず出走も決まってるしね)。
運営本部が一番大変ではあるのですが、我々もちゃんとスタッフとして10月に岡山市民病院等で事前研修をして過去の救命等のデータを共有し、顔合わせをしています。主には重症対応になり、軽症者は基本的には対応はしませんが、塩飴や絆創膏などは各自適宜持って走ります(コールドスプレーは無)。
もちろんメインのポリスランナーや自転車AED隊、各救護ブースに待機した医療スタッフ、救急車・救護車などとともに、全体で救護班としてランナーや沿道の観覧者までカバーしています。その中に非力ではありますが、へろへろのドクターランナーとしてこっそり出走しているので~す。
すでにわたしは走行中には「おまえはもう〇んでいる」状態で奮闘していますが、赤いビブスをつけて走っているので笑顔を絶やさず(?)にサポートとランに勤しみたいと思います。怠けているとすぐエイドや救護班から「先生、がんばれー」と声援がくるので、うかうかはしていられないのだ。思わずビブスを脱ぎたくなることも…。
何の気もなく始めた趣味が高じて、こんなことになっています。仕事とは違った視点も持てることもリフレッシュになっていいものだと言い聞かせ、今年も泣き笑いで頑張りたいと思います。