がくやおち ~副院長の書斎~

診療報酬改定

2022.05.30

2022年4月から医療・介護について「診療報酬改定」がありました。

なんだか難しいなあと思われるかもしれませんが、医療費を支払う側も支払われる側も大事な国家予算の中での調整の結果であり、知ることは大切なことと思います。

治療を受ける側にとっては現物給付として医療行為を医療機関で受けられるのですが、各疾患の検査・診断・治療・処方などに応じて、数々の管理料や加算・薬価などを加えた支払いをしなくてはなりません。そのうち被保険者の状況によって何割負担などと異なる割合で医療費の請求をされる形となります。

診療報酬に対する本体部分や薬価部分などを始めさまざま変更があったわけですが、当院でも時代に適応した診療体制を形成することが大事であり、外来診療や病棟業務に関係する必要な研修計画や勤務体系などを微調整しているところになります。

この4月と5月には院内での「診療報酬改定」の変更点について自主的な研修会を各職種に向けて行ってきました。研修を契機に事務部門を始め各部門の各々が自己研鑽を行ってゆく気概を持つことが出来たと思います。早速リハビリテーション部門からは当院で行える新しい活動について提起を出してくれました。

今後の診療において適切なものを適切な状態で提供して行く必要があると肝に銘じながら、皆で前向きに進んで行けるものと信じています。