がくやおち ~副院長の書斎~

2022年11月

2022.11.30

この11月は当院で感染対策を始めた2020年から懸念していた、SARS Cov2院内クラスターが発生してしまいました。

2020年当初から事前にクラスター対策の検討をしていたとはいえ、入院患者様と職員が同日に複数感染となった後は感染連鎖が速く、4日程度で院内感染総数がピークになりました。

幸いにも外来機能などは維持でき、診療停止の状況にはなりませんでしたが、新規入院・救急対応は停止となり、各方面の先生方や市内各位にはご迷惑をおかけいたしました。

思えば多くの人数が集まる院内会議・研修、忘年会や病院旅行・ふるさと祭り参加などの行事もほぼ中止状態で3年が過ぎようとしています。

これまで各職員がよく頑張って持ちこたえていたとも言えますが、今回患者様とご家族におかれましては大変なご迷惑とご心配をお掛けいたしました。後遺症が残る方もおられますので、外来受診にてご相談ください。

振り返ると、6か月からの子どもさんのコロナワクチン接種が始まったのも、院内職員の表彰が外部からあったのも、行政院内監査も、地域枠医師の面談来院があったのも11月でした。目の前にある業務をこなしていますとすでに遠い過去のように思えます。

通常・発熱外来から各種ワクチン・健診・コロナ入院対応など多方面にわたり、全職員が日々頑張っているところです。一層気を引き締めて年末に向かいたいと思います。